ベンガジ (Benghazi)
古代ギリシア時代には植民地キレナイカの中心都市であり、ヘスペリデス(後に近隣の4都市と統合してペンタポリス)と呼ばれ、サハラ砂漠を縦断するアラブ隊商の拠点となるとともに隊商路の起点として繁栄. それを象徴するように、ベレニケ跡地にプトレマイオス朝、ローマ属州期の石墓が多数残っている. しかしその後は隊商路の起点が西方のトリポリに移ってしまい、長い間キレナイカ地方の小都市にとどまった.
だが20世紀初頭にイタリアに占領され、港湾が整備されたことから、1930年代には商業上、軍事上の要地として重要な位置を占めるようになった. またこの時期に多数のイタリア人が移住した. 第二次世界大戦が勃発すると1940年12月にイギリス軍に占領されたが、ロンメル以下ドイツアフリカ軍団により1941年1月、再び枢軸国側に落ちた. この後も再三支配者が入れ替わり「振り子戦争」と呼ばれることになるが、最終的にイギリス軍により占領されることになった. 戦後はキレナイカ首長国の首都となり、リビア連合王国が成立した後は、トリポリとともに首都となった(複都制. 国王と政府機関は季節によって両首都を使い分けていた).
地図 - ベンガジ (Benghazi)
国 - リビア
リビアの国旗 |
アフリカ世界と地中海世界とアラブ世界の一員であり、アフリカ連合とアラブ連盟に加盟している. アラブ・マグレブ連合にも加盟しており、広義のマグリブ諸国に含まれる. 主要な宗教はイスラム教(スンナ派)で 、イスラム圏の一部である.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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LYD | リビア・ディナール (Libyan dinar) | لد | 3 |